じゅんちゃん、がんばったよ。 pic.twitter.com/tgDqKEoWHV
— P山 (@pyama86) February 13, 2020
翼状片とは
原因は不明だが、ほっといてもいいんだけど、ひどくなっていくと乱視になったりして影響が起きる病気で僕も7〜8年前に顕在化して、最近乱視がひどいので切ることにした。
再発率が非常に高く、若ければ若いほど再発するので、年齢的にはちょっと早かったのだけど、日々の生産性に影響があるので切った。
手術するまで
最初は目が疲れるのは左右の目の視力がずれてるのだろうと思って、贔屓にしている眼鏡屋に既存の伊達眼鏡にレンズを入れてくれと持って行ったらそこで視力を計り、あまりにおかしいから眼科に行った方が良いと言われ、そのまま天神の眼科へ。
そこで翼状片が原因と言われたのだが、最近は大きいところしか手術してないらしく、紹介状を書いてもらった。
後日、紹介された病院に行き、もろもろ検査をして、手術しますか!!となったのだが、検査の過程で瞳孔を開く目薬を打った後に手術のシミュレーションをすることになった。
シミュレーションというのは、実際に目の麻酔をして、横になり、医者が目を触ってみたり、水を目にかけたりするのだが、瞳孔を開いているのでとにかく眩しくてつらい!!!
本来翼状片の手術は部分麻酔で日帰りで行ける様な手術なのだが、その場で全身麻酔でも行けるという話を聞いたので、全身にして欲しいと告げた。
しかし、その後説明をうけると
- 全身麻酔なら親族の付き添いが必須
- 日帰りは不可で、入院費用が85000円くらい
上記をつげられ、いやいや、それ先に言ってよという、意思決定時の情報の非対称性がすごいなと思った。また瞳孔開いた状態だと普段よりかなり眩しいからその状態で手術のシミュレーションやるの結構しんどい。
無駄な金は払いたくないし、親呼ぶのもだるかったので、部分麻酔に再変更してもらった。この日その変更の諸々で6時間くらい病院にいる羽目になった。
手術日
日帰りでも付き添いは必要とのことで、パートナーや友人の都合がつかず、久米に付き添いに来てもらった。こういう時でもシュッときてくれるから10年来の付き合いは変えが効かない。
手術前に簡単な検査と、問診をしたのち、待ち時間があった後、術前2時間くらいで手術室へ。その間絶食で朝から何も食ってなかったからとにかくしんどかった。朝飯食っていけばよかった。
手術室の前日には5台くらいベッドがあって、手術を受ける人たちがベッドで並んでいる様な感じ。僕はその日の一番最後の手術だったから結構待ったのだけど、その間看護師さんと適当なお喋りしてたからモテてしまったかもしれない。
手術前は点眼の麻酔を数回打つのと、目の周りに目を動きづらくする麻酔を一回、耳の後ろに瞬きの力を弱める麻酔を一回注射で打つ。場所が場所だけに痛いらしいのだが僕は全く痛みを感じなかった。注射麻酔の事前に皮膚に塗るタイプの麻酔を塗ってくれるのでそれが効いていたのだろう。
手術10分前くらいから笑気麻酔と鎮静剤を点滴で投入される。笑気麻酔の初めてだったのだけど、この時点では全く何もなかった。
手術
手術前に目を固定する治具を設置されて、ひたすら精製水で目を洗われる。その時に僕が
「意外と痛覚みたいなの残ってるんですね〜」
って、言ったら先生が
「それは痛覚じゃなくて、〜、、眠ろうか〜」
もうなんて言ったか覚えてないが、その言葉を最後に笑気麻酔が強くなったんだと思う。
体に力が入らずに、全てがぼやっとする中で手術が始まった。手は動くし、声も出せるが、視界だけがぼやけているし、お腹はピクピクして、麻痺してる様な感覚。体がズーンと重くて、いわゆるキマッてる状態ってこれなんだろうなって思った。
術中は手術前に翼状片手術の動画をyoutubeで見ていたので、今何をやってるみたいなのは大体把握できた。痛みは数回感じる箇所はあったが、事前に痛みがある作業をすると伝えてくれるので、山田くんとの肩パンで鍛えられているから耐えることができた。
また術中は看護師さんがずっと手を繋いでくれていて、初恋のあの時を思い出しつつ、15分くらいで手術が終わった。
術後
久米と合流したパートナーと三人で沖縄料理を食べに行った。お酒はしばらく飲めないのでソフトドリンク。しかし、食べ終わった頃激烈な眠気に襲われて家に帰って、5分くらいでベッドで爆睡した。この間、手術した目はテープとガーゼ、眼帯で閉じられているが、その中でも目が動くとちくっとした痛みはある状態だった。
翌日(今日)
朝起きて、片目だけで生活しているといろいろな気づきがあった。まず寝起きがスッキリしない。片眼が閉じているので、体が起きるまでにだいぶ時間がかかる。
また、片目で遠近感がないから色々なものを落とすし、いろいろぶつける。
朝、椅子にスネを強打したのが今月で一番痛かった気がする。
経験すると片眼が見えないというのはとても大きいビハインドで、苦労が多いのだということが理解できた。
今後
一週間くらい安静なのだが、今日まで仕事休んで、週末も家でなるべく休んで、月曜から仕事する予定。今はもう片目でもだいぶ動ける感じになってきて、とにかく寝起きだけがしんどいことがわかった。
目の手術、初めてで漠然とした不安があったけど、受けてみると割としゅっと受けることができたので、もし今後同じような手術をうける人がいたらこのエントリが参考になると嬉しい。