昨日からニセコに来ており、朝から奥さんと滑ってた。僕はこの10年くらい広島、島根、ニセコでやってて、奥さんは大学の頃にちょいやったことがあるって感じで、転けながら木の葉で降りてくるくらい。
一回上から降りて、奥さんが疲れてたから別れて、僕だけでまた上まで行って、降りてくる時に、非圧雪の方に行ってしまった。
これまでも何度もそういうコースは滑ったことがあったので、まあいけるやろと思って降りて行ったら、途中で経験したことがない深さのところで転けてしまった。
あとから教えてもらったのだが、G11というエリアでいわゆるコース外エリアです。
腰から下が埋まった状態で、なんとか抜け出せはしたものの、板を外して一歩歩くごとに体が沈むので、穴とかあって、ハマってしまったら1人で抜け出すのは困難だと判断して、奥さんに連絡して、パトロールを呼んでもらった。
今回、1人だったから、よくわからないエリアでリスク取って、動くより、人を呼んでから動いた方が万が一の時助かる可能性が高いから大人しく待つことにした。
パトロールの方が近くに来た時に気付けるように定期的に大声で助けを呼ぶようにしていたら、たまたま通った地元の方が気づいてくれて、一緒に抜け出すところまで連れて行ってくれて、そこからはレスキューの方と合流して、足攣りながらなんとか圧雪コースまで戻れた。
途中でビンディング壊れたりして、不運もありつつ、無事下に降りたら、奥さん泣いてて、心配かけて悪いことしたなと思った。降りるのに必死でLINEとか開く余裕なかったから、奥さんは既読もつかず不安で、火葬してから福岡帰るかどうか、誰に最初に連絡するか、旅行のキャンセルどうするかなど考えてたとのことだった。
話がちょっと戻るのだが、助けに来てくれた一般の方の話し方や温度感からすると、経験ある人からすると普通のことで、いけるいける!!くらいな雰囲気だったのが、普段、九州、広島でこういう深雪の経験がなかったのと、1人だったので、安全方向に倒して早めに救助呼んだのはよかった気がする。
ともあれ、生きていることに感謝、助けてくれた方々の良心に大感謝、心配かけた家族に大謝りな1日になった。