動機やきっかけは人からもらえるが、知識は人からもらえない

最近、おかげさまで多くのカンファレンスに参加させていただき、さっき、ふと思ったことがある。

カンファレンスに行くといろいろな人がいる、ただ単純に、自分とは世界が違うレベルですごいハッカーもいれば、自分がShe/He/Theyのころはそんなことできなかった、思いもしなかったなぁって思うこともある。もちろん一緒に働いていた同僚からそういった影響をもらったこともある。

彼女、彼らのようになりたい、もっと稼いで裕福になりたい、もっと活躍して有名になりたい、自分が普段使っているソフトウェアや、こういった動機をもらったコミュニティに還元したい、そういう動機を僕は人やコミュニティからたくさんもらった。

一方で、知識や経験の殆どは自分の力で得てきたほうが多いんじゃないかと思う。もちろん人からアドバイスや指導をもらったこともたくさんある。でも今、僕がもっている知識や経験の多くは自分が買って読んだ多くの技術書や、朦朧としながら書いたコード、何度も何度も実行してデバッグした時間、なんだ、この魔法のようなコードは・・・と思いながら読み解いた時間で得てきたものだ。そういう意味で僕はそれなりに探究心、野心、虚栄心、自尊心がある方なんだと思う。

なんでこんな文章書き始めたのか、このパラグラフでやっとスッキリしたんだけど、誤解を恐れず、色々棚に上げて言うと、受動的な成長だけではこうならなかったとはっきり思う。コミュニティに参加しているだけ、与えられた仕事をしているだけ、もらった何かだけで生きてきたらこうはならなかったなってふと思ったから、書き始めた。

そうなんだよな、きっとそう。