先日、社内でこういうやり取りを見かけた。
???「1TBのネットワーク経由でのディスクコピーが10分位で終わったっす」
こういうときに、例えば
「1TBのディスクコピーが5秒位で終わったっす」
これは流石に、絶対エラー起きてるとか、何かが起きてると思う人が大多数だと思うが、10分や、30分だとどうだろうか?このあたりの、肌感みたいなものは、普段から理屈を考えてないと、おかしいということに気づかないケースがあると思う。
こういうときには、ざっくりとした理論値が計算できるといい。
所与としてはネットワークの帯域が10Gbpsで、SSDのスループットがRead/Writeともに500MB/sだとした場合、まず単位を合わせると、ネットワークが1,250MB/s、SSDが500MB/sとなり、この経路のボトルネックはSSDとなる。
これまた本当はIOPSなども条件などを無視してざっくり計算すると
1,048,576MB / 500MB = 2097秒となる。ざっくり35分くらい。こういう数値をぼんやりとでも頭の中で出せると、なんかへんだな?ってのがわかるようになる。
実際の現場ではこんなに理論通りの時間になることはないと思うけど、35分というざっくりした目安があると、これ以上、大きく時間がかかったり、かからなかったときに気づけるのでおすすめです。